理事長所信(あいさつ)

公益社団法人 川内青年会議所 2017年度 第46代理事長
MESSAGE

理事長所信

公益社団法人 川内青年会議所

2017年度 第46代 理事長

内田 一樹

【はじめに】

日本は、アジアのリーダー、世界のリーダーたりえるか。それは、日本人の意識の問題である。リーダーシップをもつ開かれた日本は、アジアを魅了し、世界を魅了する。

 

日本は、潜在力が高く、美しく、清潔で、規律があり、グローバル化の波の中でも日本人は強いアイデンティティをもっています。アメリカ、イギリス、フランスなどが掲げる理想や美しさは、世界中に広くもてはやされ、人々を惹きつけていますが、それと同時に、多くの外国人は、日本の土を踏むまでその美しさに気づくことはありません。国家の対外的イメージは、国際世論を左右し、そして死活的な政策決定の鍵を握ることすらありうると考えています。これまで以上に、他国に対して積極的な活動を展開していくことが非常に重要であり、日本は、その等身大の姿、ビジョンを、世界にそして日本国内にも強く訴える必要があります。

JCは、1915年、アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイスでその産声を上げました。それから57年後の1972年、川内JCは、日本で496番目、鹿児島県で4番目のJCとして誕生しました。現在では、JCIフラッグのもと、世界中に4,780のJCがあり、16万人のメンバーが存在します。

川内JCは、薩摩川内市・さつま町とその周辺地域を拠点とする団体であり、グローバルなネットワークであるJCIの一員です。この地域を担いつつ、これまで以上に九州や日本、アジア、世界を舞台にJC運動・活動を行ってまいります。

また、日本においては、アベノミクスが第2ステージという新たな局面を迎え、「新三本の矢」とともに、億総活躍社会の実現が叫ばれています。2015年(平成27年)の国勢調査において、日本の人口は1920年(大正9年)の調査開始以来,初めての減少となり、その緊急性・重要性は日本国民全体が認識するところです。さつま町においては1980年(昭和55年)から、薩摩川内市においては1995(平成7年)から人口の減少は続いています。この地域は、日本全国及び都市部よりも早い時期に人口の減少が始まっており、都市部の模倣では解決することはできません。地方から、この地域からの早急な対策が必要です。この地域において、薩摩川内市9万6千人、さつま町2万2千人の一人ひとりが活躍する総活躍社会を実現する必要があります。

 

人の生き方・価値観は、世界のグローバル化の波、日本社会の流れというように、現代という社会から、常に影響を受け、一方的に対応を迫られているように考えるかもしれませんが、社会はそこに生きる一人ひとりが形成しているものです。

JCは明るい豊かな社会の実現を目指していますが、この地域社会の在り方は、ここに住み暮らす一人ひとりに責任があり、かつ、一人ひとりが明るく豊かに生きる必要があると考えています。

 

【JCスピリッツ】

川内JCは、薩摩川内市・さつま町及びその周辺に、居住または勤務する20歳から40歳までの品格ある者であれば、どなたでも入会することができます。

一緒になって、日々、JC運動、そして活動を行っていただけるメンバーは、われわれの原動力であり、引き続き、会員拡大を図っていきたいと考えています。

川内JCは、JC運動のもと、皆様とともにこれまで青少年育成事業や研修事業、まちづくり事業、川薩・串木野広域地方拠点都市指定獲得運動、2度のギネス記録達成、川内川宮里公園を活用した1万人集客のさつま川内よかとこ祭などを実施してきました。

川内JCの会員としてJC運動を行うことができるのは、20歳から40歳までですが、JC運動が目指す明るい豊かな社会は、20歳から40歳までの限られた青年の生き方でも社会でもありません。

そして、JC運動は、特定の人間が、特殊なことをしている訳でもありません。私が、JCを卒業した後も、JC運動の精神は決して消えることはありません。同時に、入会する前、行動は伴わなくとも同じ精神は持ち合わせていたと感じることができます。

社会の一員として当然のことを、当然のようにやっていくのがJC運動であり、社会の一員としての意識、それこそがJC運動の始まり・理念なのかもしれません。

川内JCが行っているJC運動の精神は、この地域において共感をいただけるものであり、私はこれを川内JCのJCスピリッツとして、今年度、さらにこの地域の皆様と共有していきたいと考えています。

心をひとつに情熱をもって行動する川内JCのJCスピリッツは、この地域の人の和のシンボルとなり、この地域のすべての原動力になりうるものだと確信しています。

 

【5つの委員会が市民とともに】

本年度は、この地域のひとづくり・社会づくりのため、この地域に寄り添い、そして、時にはこの地域を俯瞰し、多角的な事業展開を行ってまいります。

 

総務広報委員会では、川内JCが保有する文書や事業記録写真の適正管理に努めるとともに、情報公開や有効活用を図ります。また、様々なツールを使い、JC運動・活動を積極的に発信していきたいと考えています。この地域において、川内JCをご存じない方への認知度の向上は喫緊の課題であり、事務局は川内地域にありますが、ここから樋脇、入来、東郷、祁答院地域、そして、甑島やさつま町へも広くJC運動を発信する必要があります。同時に、川内JCをより身近に、より深くご理解していただくため、事業や総会・例会だけでなく、各委員会、理事役員、事務局が行う日々のJC活動もできるだけ多く発信していきたいと考えています。

 

シティプロモーション委員会では、外国人観光客の誘客をテーマとします。日本、九州、鹿児島県における外国人観光客数は、年々増加の一途をたどっています。鹿児島県内においても、鹿児島市や霧島市、指宿市などではすでに多くの外国人観光客を目にするようになりました。外国人観光客のなかでも、中国人によるいわゆる爆買いは、一定の収束を迎えており、団体旅行から個人旅行へ、買い物旅行から観光や体験旅行へのさらなる移行が見込まれています。また、LCC(格安航空会社)の参入増加により、比較的交通費が安価な近隣のアジア諸国を中心に、今後も外国人観光客は増加すると予想されます。薩摩川内市・さつま町においても、外国人に魅力的なまちづくりの可能性を早急に調査・研究する必要があります。

 

1step向上委員会では、メンバー間の経営に関する情報共有と資質の向上に努めます。JCを通じてのビジネスの拡大やビジネスパートナーの発見は、JCの大きな魅力の一つであり、これまでの個人間の限定的なコミュニケーションにとどまることなく、メンバーが大いに自分のビジネスを語る・聞く機会を創出します。また、すべてのメンバーが、経営のノウハウ、経営者の感覚を共有することにより、当青年会議所の経営強化、各企業活動や企業連携、持続可能な社会づくりに貢献していきます。

同時に、薩摩川内市・さつま町の方々を対象とした異業種交流会を開催し、地域経済・地域経営の発展に繋げていきたいと考えています。

 

よかとこ発掘委員会では、薩摩川内市・さつま町の魅力を発信するイベントを実施します。例年、よかとこ祭を開催し、多くの方にご来場いただいています。よかとこ祭は、薩摩川内市・さつま町の「よかとこ」を凝縮した祭ですが、私たちの知らない薩摩川内市・さつま町がまだまだあります。地域外からの客観的な視点・観点を積極的に取り入れながら、地域の農林水産物や食、芸能、企業・学校だけでなく、さらには地域の文化やスポーツ、職人の技術、新エネルギー、六次産業などさらなる地域の魅力を発見していきたいと考えています。

 

夢育む青少年委員会では、好奇心と探究心あふれる青少年の育成を目指します。現在の義務教育における団体生活の中で、懸命に勉学やスポーツに専念することや社会性を身に付けることは可能です。しかしながら、それぞれの個性を延ばすこと、それぞれの研究分野を発掘することは、親や親戚、近所、社会といったそれぞれの青少年を取り巻く環境も重要な要素の一つです。川内JCは、社会の一員として、青少年との関わりを持ち、青少年の将来を見据えた事業を行い、青少年がそれぞれの個性や関心を高めるとともに、好奇心や探究心が芽生え、さらには自分の夢や将来像を創造する機会になればと考えています。

 

【最後に】

川内JCは、人とのつながりを深めることができる、社会とのつながりを深めることができる素晴らしい環境を皆様から与えられています。我々が目指す明るい豊かな社会の実現のためには、メンバーの一人ひとりがこの地域の人と人を結び、社会の懸け橋となる役割を担っています。

一人ひとりが願うひとつの理想の社会があれば、それが実現する社会、一人ひとりが同じ困難や憂いに直面していれば、それが社会全体で解消される社会、そのような社会は、本当に素晴らしい社会ではないでしょうか。そして、そのような社会を作り上げることが、私たち川内JCの使命だと考えています。

川内JCは、人と人をつなぎ、社会と皆様をつないでいきます。川内JCは、これからもJC運動にまい進するとともに、そのJCスピリッツを皆様と共有することにより、人と社会が響き合う誇りあるこの郷土を実現いたします。

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